こんにちは!デジタルステーション習志野の鈴木す。
皆さん、前回記事の『初心者や子供におススメのプログラミング言語は何か?』はもうお読みいただけましたでしょうか?
今回はおススメでは紹介しませんでしたが、最近、人気が急上昇している言語を紹介したいと思います。
人気プログラミング言語のランキングでもトップ10入りを果たしているSwiftとはいったいどんな言語なのでしょう!
◆ 人気プログラミング言語トップ10!
IEEE Spectrumが発表した人気のプログラミング言語はコレ!
【2017年】
1位 Python
2位 C
3位 Java
4位 C++
5位 C#
6位 R
7位 Javascript
8位 PHP
9位 Go
10位 Swift
【2018年】
1位 Python
2位 C++
3位 C
4位 Java
5位 C#
6位 PHP
7位 R
8位 Javascript
9位 Go
10位 Swift
従業員の要求やオープンソースプロジェクト上での人気など様々な角度から判定を行うアプリケーションを用いて、ランク付けが行われた模様。
このランキングは、学生やプロ開発者が正しいスキルに投資しているのかを判断するガイドとしての役割を持ちます。
上位5位の言語(Python・C・C++・C#・Java)には大きな入れ替わりや差はほとんど無いので、ターゲットにする言語としては安全ですが、GoやSwiftといった人気が上昇している言語についても把握しておくのが好ましいですね!
《余談》
HTMLなら知っているけどランキングには入ってないの?と思った方もいるかと思いますが、HTMLは正式にはプログラミング言語ではなくマークアップ言語という種類になります。
ただ、HTMLも『コンピューターに物事を行うように指示するのに用いられている』というプログラミング言語の本質と合致しているので場合によってはプログラミング言語と同等の扱いとしてランキングの対象になっていたりすることもあります。
◆ Swift(スウィフト)とは?Appleが開発した新しいプログラミング言語の特徴
ざっくりSwiftとは?
・SwiftはAppleがObjective-Cの後継として開発した新しいプログラミング言語
・iOSやMacのアプリケーションはすべてSwiftで開発することが可能
・RubyやPHPなど最新の言語の特徴を盛り込んでいて、且つスクリプト言語のように簡単にアプリを開発することが可能
■Swiftの特徴
これまで、Appleではアプリケーション開発にObjective-Cというプログラミング言語を使用していました。
このObjective-Cは他の言語と比べ複雑で習得が難しいため、iOSやMac OSの開発を簡単にしアプリ開発者を増や目的のためにSwiftが開発されました。
Objective-Cは前述の通り、学習コストがそれなりにありましたが、Swiftは見た目もシンプルで、初心者にも学習しやすいように作られており、Objective-CやObjective-C++、C言語との混在や移行もできます。
型の指定やセミコロンは必要ありません。メモリの解放もコンパイラが行ってくれるのでコードに書く必要がなくコーディングが簡単です。RubyやPythonなどのスクリプト言語の設計が取り入れられていることで実現できることです。
そもそもSwiftの語源は『速い』『すばやい』『迅速な』といった意味があります。
その名の通り、Swiftは高速なコンパイラを採用しているためPythonの約8倍の処理速度を誇ります。
iPhoneやiPadなどのスマホ・タブレットが普及している現在でアプリが軽快に動作することはかなり大きなメリットです。
■Swiftの難易度
Swiftはコードが書きやすく、読みやすいことから初心者にも学習しやすい易しい言語です。
SwiftにはObjective-C、Ruby、Python、Javaなどの言語の要素や良いところを少しずつ取り入れて、よりわかりやすい言語に工夫されています。
また、学習する環境も整っており、iPadにダウンロードする「Swift Playgrounds」というSwiftの学習用ツールもあります。
オープンソースなので自由に利用できるだけでなく、公式のドキュメントやガイドもiBooksで公開されているので手軽に学習を始めることができます。
小学校高学年からのプログラミング学習として近年注目を集めてるみたいですね!
■Swiftを学習するメリット
それは何と言ってもApple製品のすべてを扱うことができることではないでしょうか。
一般的に開発言語は環境やデバイスなどによって変わりますが、Apple用のアプリはすべてSwiftで開発することが可能です。
また、Swift以外でWebアプリケーションを開発する場合、プログラミング言語だけでなくHTMLやCSSなども覚える必要がありますが、Swiftの場合はSwiftとXcodeだけで開発が可能になります。
《Xcodeとは》
Mac、iPhone、iPad等、全てのApple製品向けアプリケーション開発用のツールセットです。
Xcodeには、ユーザーインターフェイスのデザイン、コーディング、テスト、デバッグ、App Storeへの提出など、すべての作業環境が統合されています。
さらに、Apple製品向けのアプリケーション開発以外にも、Swiftを導入する企業が増えてきています。
オープンソースなので扱いやすいのが利点となり、GoogleでもSwiftを導入する方向性を打ち出しているようです。
Swiftの他に2017年、2018年ともに人気ランキング9位のプログラミング言語『Go』も人気上昇中の言語です。近々、特集しますね!