こんにちは!デジタルステーション奈良市のスタッフの小澤です!
「プログラミング」と聞くと、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?
ゲームを作ったり、アプリを開発したり、なんだか専門的で難しそう…と思う方も多いかもしれません。
でも実は、プログラミングにはスポーツやパズルのように遊び感覚で楽しめる世界があるんです。
それが「競技プログラミング」です。
競技プログラミングってなに?
競技プログラミング(通称:競プロ)は、出題された問題を制限時間内にプログラムを書いて解く競技です。
もともとは大学や研究機関で始まったもので、世界大会「ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)」は1970年代から続いています。近年はオンラインで気軽に参加できる大会が増え、日本発の AtCoder(アットコーダー) がその代表格になりました。
AtCoderとは?
AtCoderは2012年に日本で始まったオンラインの競技プログラミングサービスです。
特徴は次の通り:
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毎週土曜日に開催
特に初心者向けの「AtCoder Beginner Contest(ABC)」は、誰でも参加可能。 -
問題の難易度が幅広い
最初の問題は初心者でも解けるレベルから始まり、最後は大学数学レベルまで。 -
リアルタイムの順位表
世界中の参加者と同じ舞台で競えるので、まるでオンラインゲームのランキング戦のような緊張感と楽しさがあります。
AtCoderは、「はじめてでも挑戦できる間口の広さ」と「世界トップレベルが本気で戦う深さ」を両立しているのが魅力です。
問題例を体験してみよう!
例題1:合計を求める
3つの整数が与えられます。その合計を出力してください。
入力例
出力例
15
Pythonでの解答例
「え、これだけ?」と思った方もいるかもしれません。
でも、ここからが競技プログラミングの面白いところです。数字が100個、1000個になったらどう書く?もっと効率よく計算するには?…と考える余地がどんどん広がっていくのです。
例題2:あまりを求める
りんごが N 個あります。M 人の子どもに同じ数ずつ分けるとき、余りは何個残るでしょうか?
入力例
出力例
Pythonでの解答例
ここで使われている「%」は割り算の余りを求める演算子。学校の算数とプログラミングがつながる瞬間です。
競技プログラミングの魅力
ゲームのような達成感
正解すると画面に「AC(Accepted)」と表示されます。この瞬間は、ゲームでステージをクリアしたような爽快感があります。
問題解決のトレーニング
問題をそのまま解くのではなく、「どうやったら早く正確に解けるか?」を考えるクセが自然につきます。
世界とつながる
数千人の参加者と同時に挑戦して順位が表示されるので、「今の自分は世界で何位?」とワクワクできます。
AIに負けない発想力
AIがどんどん進化する時代ですが、「発想」や「工夫」は人間の強み。2025年には人間のプログラマーがAIモデルに勝ったことも話題になりました。AtCoderはまさに「人間の創造力が光る舞台」です。
初心者でも大丈夫?
もちろんです!AtCoderのABCは最初の問題がとても簡単なので、プログラミングを始めたばかりの子でも挑戦できます。
全部解けなくても、1問正解できれば立派な成功体験になります。
また、終了後には公式の「解説」が公開されます。これを読むことで「なるほど、こんなやり方もあるんだ!」と学びが深まり、次の挑戦につながります。
どうやって始める?
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AtCoderのサイトに無料登録
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毎週土曜21:00からのABCに参加
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最初は1問だけでもOK
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終わったら解説をチェック!
親子で一緒に参加するのもおすすめです。同じ問題に挑戦して「どっちが先に解けるかな?」と競争すると盛り上がります。
教室とのつながり
プログラミング教室でも、ただコードの書き方を教えるだけでなく、「考える力」「工夫する力」を育てることを大切にしています。
競技プログラミングはまさにその練習場です。
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算数が得意な子は、より深く楽しめる
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算数が苦手な子でも「遊びながら解ける」体験で自信がつく
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仲間と一緒に挑戦することで、自然とコミュニケーション力も育つ
まとめ
競技プログラミングは、遊びながら学べる最高の知的スポーツです。
デジタルステーション習志野では、大人気ゲーム「マインクラフト」というゲームを使用したプログラミング学習教材、「プロクラ」を通じて、プログラミングに必要な思考力、想像力を身に着けていきます。皆さんもぜひ私たちと一緒にプログラミングを学びませんか。
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