今、スクラッチなどの子供向けプログラミングソフトなどが増えています
そしてその中には、元々あるプログラミングの用語から生まれたブロックもいくつかあります。
しかし、やはりいきなり専門用語を聞いても何か理解できません。
これは私たち大人も同じです。
ここでは、
これからどんどん増えてくる「プログラミング用語」に関する疑問や質問をトピックスに分けて
紹介していきたいと思います。
乱数(らんすう)って何?
乱数(らんすう)つまりランダムでいろいろと設定する時に必要なパーツですが
教室のこどもたちも、小学3年生くらいだと時々出てくるこの言葉にピンと来ません。
というか、全然ピンと来ません。
プログラミングに触れない限り、この言葉を使う機会はないかもしれないというくらいにピンと来ません。
でも、乱数(らんすう)かrandom (ランダム)という言い方以外に呼び方がないので、
みんなこの呼び方を使っています。
「確率(かくりつ)を決める」という考え方もありますが、かえって難しくなりそうなので
次に進みます。
乱数(らんすう)の使い方
でもこの乱数、
実はこどものうちからみーんな使ってあそんでます。
問題です。これは何でしょう?
ヒント①
一回一回違うすうじが出る。
ヒント②
すごろく。
そう!
答えはサイコロ!
転がす度に違う目が出る。
これが乱数(らんすう)、ランダムの説明としては一番簡単です。
くじ引きやトランプなども、この乱数が使われていますね。
その多くはゲームで使われています。
サイコロの考え方
ふだん何気なく使っているサイコロですが、
サイコロの流れをプログラミング的に考えていきましょう。
①白い四角形に1~6を書く
②サイコロの出来上がり
③サイコロをふる
④出たすうじによって進むマスがかわる
意外と簡単だと思ったかもしれませんが、
これをよく考える事がとても大事です。
サイコロは、1~6の乱数(らんすう)を作っている事で、6つの違うパターンを作っているからです。
乱数(らんすう)を使っている色んなもの
サイコロは、乱数で1が出たら1という数字(すうじ)が出ます。
トランプは、乱数で1は「A」のカードが出ます、乱数で13では「king」のカードです
なつかしい鉛筆サイコロも、6面なので乱数は6つです。
家にあるゲームや、好きなゲームなどに、この乱数(らんすう)が使われていないか。
是非考えてみてください。
ロボットプログラミングで乱数(らんすう)を使ったゲーム
では、プログラミングやゲームで1と出たらどうなるでしょうか?
四角形は1~6までしか書けませんが、
プログラミングではこの乱数(らんすう)の数をいろいろ変えて作れる面白さがあります。
1~3でも1~100でもかまいません。
6面サイコロでも、100面サイコロでも自由です。
じゃんけんゲーム
この乱数(らんすう)をつかったジャンケンゲームを紹介します。
(シンプルなプログラムなので見た目もシンプルです)
ジャンケンには
ぐー ちょき ぱー
の3つの手があります。
コンピュータと対戦するので、これをランダムで選んでもらいます。
1ならグー。2ならチョキ。3だったらパー。と表示します。
ゲームの流れ
コンピューターが1から3の中で手を出してくるので、
こちらも1から3の中で選んでどれを出すか決めます。
①すうじキーの1から3のどれかを押すと次に進みます
今回はグーを出したいので、1とにゅうりょくします。
②コンピューターが出した手が表示されます!
この場合は2が選ばれたんですね。
③最後に、自分の手とコンピューターの手を照らし合わせて
かち、まけ、あいこの判定をします。
今回は乱数(らんすう)/ランダムの説明なので
プログラムの詳しいせつめいはまた今度にする事にします。
ジャンケンの他には何があるかな?
乱数(らんすう)ランダムの考え方、どうでしたか?少しはわかってもらえたらと思います。
自分が好きなゲームや生活の中で、どんな所がランダムか、乱数が使われているか、少し考えて見てくださいね。