「中学生からプログラミングを始めるのは、もう遅いのでは?」
「これまでScratchなどの子供向けプログラミングを経験していなくても、Pythonから始められる?」
お子さまが小学校高学年もしくは中学生になってからゲーム制作をきっかけにプログラミングに興味を持ったとき、このように感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、中学生からプログラミングを始めても、決して遅くはありません。大学や専門学校、就職後などに初めて本格的にプログラミングを学ぶ人も多いため、小学校高学年や中学生は、むしろ早い段階からプログラミングに触れられる時期ともいえます。
タイピングやマウスの操作などに少しずつ慣れてくる中学生は、最初からPythonのような文字でコードを書くプログラミング言語に挑戦することもできます。
今回は、小学校高学年または中学生からプログラミングを始める場合にPythonがおすすめな理由や、学習を始める前に知っておきたいポイントについてご紹介します。
Pythonとは?
Pythonは、世界中で幅広く使われているプログラミング言語の一つです。
Webサービスの開発やデータ分析、AI(人工知能)、業務の自動化など、さまざまな分野で利用されています。
Pythonの大きな特徴は、コードの書き方が比較的シンプルで読みやすいことです。
英単語や記号を組み合わせてプログラムを作るため、Scratchのようにブロックを組み合わせるプログラミングとは見た目が大きく異なります。
そのため最初は難しそうに感じるかもしれませんが、基本的なルールを一つずつ覚えていけば、小学校高学年や中学生からでも十分に取り組むことができます。
中学生からPythonを始めるのがおすすめな理由
文字で書くプログラミングに挑戦しやすい
当教室デジタルステーション習志野でも小学生などを対象としてブロックプログラミングのコースをご用意しておりますが、ブロックプログラミングは、命令が書かれたブロックを組み合わせながらプログラムを作れるため、タイピングに慣れていない子どもでも取り組みやすいのが特徴です。
一方、小学校高学年や中学生になると、パソコンで文字を入力する機会も増えてきます。
そのため、
「より自由にゲームを作ってみたい」
「文字でコードを書くプログラミングに挑戦してみたい」
という場合には、最初からPythonに挑戦するのも一つの方法です。
もちろん、ブロックプログラミングを経験していなければPythonができない、ということはありません。
繰り返しや条件分岐、変数や関数といった、プログラミングの基本的な考え方は、Pythonを学びながらひとつずつ身につけていくことができます。
書いたプログラムの結果が分かりやすい
プログラミングを始めたばかりの頃は、難しい仕組みを覚えることよりも、
「自分が書いたコードによって何かが動いた」
という経験がとても大切です。
Pythonでは、文字を表示したり、計算をしたりする簡単なプログラムから始めることができます。
さらに学習が進めば、画像を動かしたり、キー入力でキャラクターを操作したりと、ゲーム制作にも挑戦できます。
少しコードを書いて実行し、結果を確認する。思ったとおりにならなければコードを修正して、もう一度実行する。
この繰り返しによって、プログラミングの考え方を少しずつ身につけていくことができます。
ゲーム制作を通じて学べる
プログラミングの文法をただ順番に覚えていく方法だと、途中で難しく感じてしまい、つまずいてしまうことが多いです。
そこで当教室で行っている方法は、ゲームなどの作品を作りながら学ぶ方法です。
例えば、
- キャラクターを動かす
- スペースキーを押したらジャンプする
- 敵に触れたらゲームオーバーになる
- アイテムを取ったらスコアが増える
といった仕組みを作っていく中で、自然とプログラミングの基本を使うことになります。
「こういうゲームを作りたい」という目的があると、必要な知識を覚える理由も分かりやすくなります。
また、自分で考えたものが少しずつ画面上で動くようになるため、完成したときの達成感も大きくなります。
例えば、Pythonでは、キャラクターの移動や弾の発射、敵との当たり判定、スコア表示などを組み合わせて、このようなシューティングゲームを作ることもできます。
Pythonだから簡単、というわけではありません
ここまで読むと、「Pythonなら簡単にプログラミングを始められる」と感じるかもしれません。
しかし、Pythonもプログラミング言語なので、最初からすべて簡単にできるわけではありません。
例えば、
print("Hello")
と書くところを
pritn("Hello")
と一文字間違えただけでも、プログラムは正しく動きません。
こうした入力ミスを探したり、エラーメッセージを読んだりすることも、文字でコードを書くプログラミングでは必要になります。
ただ、この「なぜ動かなかったのだろう?」と考えることも、プログラミングの大切な学習の一つです。
最初から完璧にコードを書く必要はありません。
書いてみる → 動かしてみる → うまくいかなければ直してみる
という経験を繰り返すことで、少しずつ自分でプログラムを作れるようになっていきます。
Scratchを経験していなくても大丈夫?
Scratchはブロックをつなげてプログラミングをしていく子ども向けプログラミングツールです。
Scratch画面例/出典:Scratch(scratch.mit.edu)
Scratchでは、このように命令が書かれたブロックを組み合わせてプログラムを作ります。
「Pythonを始める前に、まずScratchを勉強したほうがいいのでしょうか?」
という疑問を持つ方もいるかもしれません。
結論からいうと、必ずしもScratchからはじめる必要はありません。
Scratchには、プログラミングの仕組みを視覚的に理解しやすいという大きなメリットがあります。
一方で、文字入力に抵抗がなく、
「コードを書いてみたい」
「Pythonでゲームを作りたい」
という興味があるのであれば、その気持ちをきっかけにPythonから始めるのもいいでしょう。
大切なのは、「何歳だからこの教材」「初心者だから必ずScratch」と決めつけることではなく、その子が何を作ってみたいのか、どの方法なら興味を持って続けられそうなのかを考えることです。
中学生からでも、プログラミングは十分に始められる
プログラミング学習というと、小さい頃から始めなければならないように感じることがあるかもしれません。
しかし、小学校高学年や中学生から始めても決して遅くありません。
むしろ、自分でパソコンを操作したり、文章を読んで内容を理解したりする力が身についてくる時期だからこそ、Pythonのような文字でコードを書くプログラミングに挑戦しやすくなります。
Scratchなどのブロックプログラミングを経験していなくても、基礎から順番に学んでいけば問題ありません。
大切なのは、早く始めたかどうかではなく、
「自分で作ってみたい」という興味を持ったときに、実際に挑戦してみることです。
ゲームが好きなお子さまであれば、今度は遊ぶ側から「作る側」に回ってみるのも面白いかもしれません。
Pythonを通して、自分のアイデアをプログラムとして形にする楽しさを体験してみてはいかがでしょうか。
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