3Dプリンターの基礎メンテナンスガイド:フィラメント方式プリンターを長持ちさせるために

こんにちは!デジタルステーション習志野のえびちゃんです!

デジタルステーション習志野では3Dプリンターを使った商品の印刷も行っています!3Dプリンターは、ものづくりの世界に革命をもたらした素晴らしいツールです。しかし、定期的なメンテナンスを怠ると、印刷の精度が低下したり、部品が故障したりする可能性があります。今回はデジタルステーション習志野で使われている3Dプリンターがどのようにメンテナンスされているか見ていきましょう!

なぜメンテナンスが重要なのか?

フィラメント方式の3Dプリンターは、素材が詰まったり、部品が汚れたりするとパフォーマンスが低下します。特に以下のような問題が発生しがちです:

• フィラメントが詰まって印刷できない
• ノズルからの出力が不安定
• プラットフォームの水平がずれて造形物が歪む

これらの問題を解決するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。

具体的なメンテナンス手順

1. フィラメントの取り出し

1. プリンターを加熱
フィラメントを取り出す前に、ノズルを適切な温度(使用しているフィラメントに応じた温度)に加熱します。冷えた状態ではフィラメントが固まり、取り出しが困難になります。


2. 残留物を確認
フィラメントが完全に取り除けているか、ノズル付近を確認します。残っている場合はピンセットで取り除きます。

2. ノズルの交換方法

1. プリンターを加熱し、ノズルが固着している場合は加熱して緩めます。

2.エクストルーダーのネジを外す

3. 専用工具を使用
レンチを使って古いノズルを外します。新しいノズルをしっかり固定しますが、締めすぎないよう注意。

4. 加熱後のテスト
新しいノズルを取り付けたら、再び加熱し、少量のフィラメントを通して正常に動作するか確認します。

3. エクストルーダーの汚れを除去

1. フィラメントを取り除く
エクストルーダー内部のフィラメントを完全に取り除きます。


2. 清掃
エクストルーダーに付着した埃やプラスチックの破片を除去します。


3. 動作確認
再びフィラメントをセットし、エクストルーダーがスムーズに動くか確認します。

4. プラットフォームのレベリング(手動)

1. レベリングツールの準備
レベリングペーパーまたは薄い紙を用意します。


2. ノズルとプラットフォームの距離を調整
ノズルをプラットフォームの隅に移動させ、紙を挟んで動かします。少し抵抗を感じる程度が適切な距離です。


3. 全てのコーナーを調整
プラットフォームの4つの隅を順番に調整し、中央部分も確認します。


4. テスト印刷
レベリングが終わったらテスト印刷を行い、調整結果を確認します。

メンテナンスを習慣化してプリンターを最大限活用しよう!

3Dプリンターのメンテナンスは難しく感じるかもしれませんが、一つひとつの作業を丁寧に行えば初心者でも簡単に習得できます。日々の手入れを習慣化することで、トラブルを未然に防ぎ、プリンターの寿命を延ばすことができます。

フィラメント方式の3Dプリンターを快適に使い続けるために、ぜひ今回の内容を参考にしてください!

デジタルステーション習志野では実際に動いている3Dプリンターの様子を見ることができます!危険なので触ることはできませんが、プログラミング授業の無料体験でプリンターも見学できますよ!興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください!

 

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