はじめに
AIと一緒に考える「ペアプログラミング」が、子どもたちの学びに革命をもたらしています。
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ChatGPTとScratchをつなぐ新サービス登場
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自主学習でもAIがやさしくサポート
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デジタルステーション習志野では中級以降で活用可
こんにちは!スタッフのえびちゃんです。
「最近、子どもが“AIと一緒に”プログラミングしてるんです」
そんな保護者さまの声を聞くようになりました。
「AIって自動で答えを出してくれるのでは? 考える力が育たないのでは?」と不安になるお気持ちも、よく分かります。
ですがご安心ください。いま注目されている「AIペアプログラミング」は、むしろ“考える力”を深める新しい学び方なのです。今回は、今話題のChatGPTやCursorなどのAI技術が、どのように子どもたちの成長に役立つのかを分かりやすくご紹介します。
AIペアプログラミングって何?
結論:AIと一緒に考えながらコードを書く、新しい学びのかたちです。
たとえば「ゲームの中で敵キャラが動くプログラムを作りたい」と思ったとき、子どもがAIに「どうしたらいい?」と質問することで、AIがヒントやサンプルコードを提案してくれます。
最近では次のようなツールが登場しています:
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Cursor(カーソル)…ChatGPTを組み込んだコードエディタ。PythonやHTMLなどをAIと一緒に書ける。
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ChatScratch…ScratchとChatGPTをつなぐことで、音声やテキストで命令するとブロックコードを自動生成。
MITメディアラボの研究によると、このような「AI補助型のプログラミング」は、特に小学生にとって「自信と創造力を引き出す効果が高い」とされています。
小学生にも使えるの?
結論:AIとのやり取りを通じて、より楽しく、分かりやすく学べます。
ChatScratchでは、子どもが「ゲームの背景を変えたい」「ネコをジャンプさせたい」と音声で言うと、AIがすぐに適したブロックを提示してくれます。
この体験により、難しいタイピングや構文の壁を乗り越えて、学びの本質である“考える→試す→直す”という循環が自然に生まれます。
また、AIとのやり取りは対話形式なので、答えを一方的に与えられるのではなく、「このやり方でいいのかな?」と自分で判断する力も育ちます。
自主学習ではどう活用できる?
結論:自宅でもAIと一緒に取り組むことで、自立的に考える力が育ちます。
CursorやChatScratchは、自主学習ツールとしても人気が高まっています。たとえば:
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「コードの間違いが分からない」 → AIがどこが違うのか、どう直せばいいか教えてくれる
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「背景画像やキャラクターが足りない」 → AIにイラスト生成を頼むことで完成度アップ
MITの研究によれば、ChatScratchを使ったグループでは「Scratch単体より自律性が高まり、やる気が続いた」との結果が出ています。
さらに、Cursorでは中高生レベルの構文エラーもAIが指摘・修正してくれるので、保護者が詳しくなくても学習が止まることがありません。
利用イメージ
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ChatScratch(6〜12歳向け)
ScratchにAI支援を加えた学習システム「ChatScratch」は、自宅での自主学習に最適です。AIが「アイデアの詰まり」「画像素材づくり」「コードの書き方」まで多面的にサポートします。たとえば、プロジェクト構想で詰まったらAIがストーリーボードを提案、絵素材を補完、コーディング時には音声Q&Aやテンプレ生成で進めやすくします。CHI ’24の研究では、24人の小学生で試験したところ「Scratch単体より、自律性と創造力が高まった」と報告されています。注意点として現状では、ChatScratchのUIや解説資料がほとんど英語です。子どもが単独で使うには、日本語化や大人のサポートが必要です。 -
Cursorエディタ(小中高向けPython学習)
Cursorは自然言語での指示やエディタ内チャットにより、コードの構文チェック・リファクタリング・デバッグを支援するAI搭載エディタです。初心者から上級者まで愛用されており、「教師なし学習でも安心して試せる」との声もあります 。最近は“学生無料プラン”が提供され、家庭学習での導入ハードルも下がりました 。
自主学習での具体的なステップ
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テーマを決める:自分で作りたいゲームやアニメーションを考える。
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AIに相談:ChatScratchに「ドラゴンが出てくるゲームを作りたい」と伝えると、ストーリーボードや図案を提示。
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画像素材を生成:AIで背景やキャラクター画像を補って統一感を高める。
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コードを書く:Cursorを使えば、自然な日本語で「敵キャラが右に移動するコードを書いて」と指示するだけで、構文付きコードを瞬時に生成。
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試す・修正する:エラーが出ても、AIが「この部分をこう直せばいいですよ」と具体的にアドバイスしてくれます。
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振り返り・発表:完成後は、「なぜこう動くの?」「他にはどうしたら面白くなる?」といった振り返りもAIと一緒に行えます。
自主学習で育つ力
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自律的な試行錯誤力:AIと相談しながら試すことで、挫折せずに続ける力が育ちます。
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論理的思考・デバッグ力:Cursorの提案を吟味し、なぜそのコードが有効かを考える訓練になります。
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クリエイティブ思考:ChatScratchの素材生成でイメージを広げ、自分のアイデアを形にできます。
実践チェックリスト
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ChatScratchを使って、音声でキャラクターに命令してみよう
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Cursorで、間違ったコードをAIと一緒に直してみよう
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作った作品を、なぜそのようにしたかをAIと一緒に振り返ってみよう
AIペアプログラミング
OpenAIやMITメディアラボを中心に、2025年も「AIが子どもの学びをどう支援するか」が注目されています。
文科省も「情報活用能力」育成に向けた指針を示しており、プログラミング教育においてもAIは無視できない存在になりつつあります。
FAQ
Q1. AIに頼りすぎると、自分で考える力が育たないのでは?
→ AIは“ヒント”をくれる存在です。子どもが試行錯誤するきっかけを与え、自立的な学びをサポートします。
Q2. 家庭でも簡単に導入できますか?
→ はい、Cursorは無料で利用可能です。タブレットやパソコンがあれば始められます。
Q3. 間違った情報を教えられませんか?
→ 完璧ではありませんが、答え合わせをしながら「なぜそうなるのか?」を考えることで、理解が深まります。
まとめ
AIペアプログラミングは、子どもたちの“考える力”や“創造力”を引き出す新しい学びのかたちです。
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