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入門者向け用語解説 Pythonとは

はじめに

こんにちは。デジタルステーション習志野スタッフの荒井です。

今回の記事では、プログラミングをしているとよく聞く言語紹介として、「Python」について紹介してみたいと思います。

 

Pythonとは?

Pythonとは、比較的最近生まれた、新しいプログラミング言語です。

プログラミングに興味がある人であれば、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

 

特徴として、他の言語と比較してコードの記述が分かりやすいので、初学者用の書籍や、プログラミングスクールなどの教材として扱われることも多いです。

 

そのため、本格的にプログラミングを始めてみたい方や、プログラミングに興味がある中学生~高校生が最初に始めるプログラミング学習の言語としておすすめです。

 

Pythonのメリット

他の言語と比較したうえでの、Pythonのメリットは、

  • コードの記述が分かりやすくなる
  • ライブラリが豊富
  • 参考にできる情報が多い

などが挙げられます。

 

一つ目の項目については、他言語にない特徴として、インデント(コードを見やすくするために行頭に置く空白)をつけないとエラーが起こるなど、他言語よりも記述のルールが明確に定められているため、エラーが起こらないようにコードを書いていくと、自然に見やすいコードが出来上がります。

これは反面、記述の自由度が減るということでもあるのですが、見やすいなどを知らない初心者の人でも、見やすいコードを書けるようになるという利点になります。

 

二つ目の項目については、ライブラリという、誰かが作った便利な関数などを使える機能があり、目的に合ったライブラリを利用することで、必要な機能を一から作ることなく作りたいものを作ることができます。

 

ライブラリ機能は、人工知能等のAIを作成する際に重宝されます。

このことから現在の人工知能開発の現場ではPythonが用いられることが多いです。

 

当教室では、ゲーム制作のためにPygameというライブラリを扱うことが多いです。

Pygameでは、ウィンドウの作成や、ウィンドウへの図や画像の描画、当たり判定の設定など、一つ一つ実装していくと大変な機能を用意してくれているので、ゲームを作るときに大変便利です。

 

三つ目の項目については、Pythonは利用者が多いため、何かしらのエラーが起きても検索すれば対処法が出てくることが多いです。

このことから、エラーが起きて手詰まりといった状況になりづらく、スムーズに開発を進めやすいです。

 

Pythonのデメリット

次に、Pythonのデメリットですが、

  • 実行速度が遅い(重い)
  • プログラミング経験者にとっては少し扱いづらい(個人差あり)

といったことが言われることが多いです。

 

一つ目の項目については、小規模な開発であれば大きな問題はありませんが、規模が大きくなるにつれて問題が出てきます。

特に、軽量といわれるC言語などと比べると、実行速度に数百倍単位で差が出ることもあり、巨大で複雑な演算を要する科学計算などには使いづらいです。

 

二つ目の項目については、PythonはC言語やJavaといった言語とはコードの書き方がかなり異なり、特に変数の型についてはほかの言語と比較しても特殊な仕組みで作られています。

そのため、他の言語をすでに学習していて、Pythonの学習を新たに始める場合は、やりづらく感じることはあると思います。

特に、PythonとC言語などの他の言語を同時に学習していくのは、個人的にお勧めしません。

 

ちょっとしたコードの紹介

では、実際のコードを軽く紹介します。

 

ちなみに、pythonを扱うのであれば、Visual Studio Cordなどのコードエディターを使うのが楽なのでおすすめです。

 

では、簡単に「"Hello world"とコマンドに出力する」「1から100までの数を足してコマンドに出力する」プログラムを作りましょう。

以下のように作ります。

(コピペ用)
print("Hello world")

count=0

foriinrange(100):
count+=i+1
print(count)

 

 

 

 

1行目と7行目にある、printという関数を使うと、文字や数字をコマンドに表示させることができます。

Hello worldのように文字を入力する場合は、'(シングルクォーテーション)か、"(ダブルクォーテーション)で文字を囲みます。

 

次の行では、countという変数を作り、中身を0で初期化しています。

ほかの言語の場合は、変数名の前にintなどの変数の型を明記する必要がありますが、pythonの場合は明記する必要がありません。

 

そして、for分を使って変数countに数値を足していっています。

iは0から増えていっているので、数値を足していく際に+1することで補正しています。

 

100回計算を繰り返した後、変数countの中身をprint関数で表示して、終了です。

 

結果として、コマンドラインには、

 

 

と出力されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、pythonについて解説してみました。

 

pythonは、比較的初心者の方でも扱いやすく、プログラミングの感覚をつかむためにはとても良い言語です。

もし、本格的にプログラミングを始めてみたいのであれば、pythonから挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

お疲れさまでした。

 

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