はじめに
こんにちは。デジタルステーション習志野スタッフの荒井です。
今回の記事では、コンピュータの基礎知識として、二進法について解説していきます。
二進法とは?
二進法とは、数字の位上げのルールの一つです。
私たちは、普段数字を表すとき、十進法という方法を使っています。
十進法で扱う十進数は、0~9までの10種類の数字を使って、一桁を表現します。
そして、一の位が9より大きくなると、数字を繰り上げて、十の位を1に、一の位は0から数えなおし、という風に表現します。
一方で、二進法で扱う二進数というのは、0と1しか数字が存在しません。
最初の桁には、0と1しか入りません。それ以上の数を数える場合は、数字を繰り上げて、二番目の位に1を入れます。
言葉だけで説明しても分かりづらいと思うので、少し例を出してみます。
例えば、十進数で6という数字を表すとき、二進数では110と表します。
十進数では、一の位が6で、そのまま6になります。
しかし、二進数の場合、一番右の一の位は0、真ん中の2の位は1、一番左の4の位は1となり、合計して6を表しています。
~二進数で表す6~
1  1  0  = 1  +  1  +  0
四    二    一             ×      ×      ×
の    の    の             4      2      1
位    位    位             ||      ||      ||
                                  4  +  2 +  0  =  6
~十進数で表す6~
0  6                =    0  +  6 
十   一                     ×       ×
の   の                    10     1
位   位                     ||       ||
                                0  +   6  = 6
(見た目を二進数に似せるために十の位を付けました。)
基本的な考え方は、どちらも同様になります。
コンピュータが二進数を使う理由
コンピュータの内部では、十進数ではなく、二進数が使われています。
その理由は、二進数のほうが、コンピュータにとって都合がいいからです。
コンピュータは、パーツにかかっている電流や電圧で、様々な数値を判断しています。
しかし、機械の小型化や効率化のために、あまり大きな電圧や電流を使うことができません。
そのため、十進数を使うために電圧のレベルを10段階にするなど、判断する基準として電圧の基準を細かく分割してしまうと、雑音などの周囲のノイズで電圧が乱れた場合、誤作動を引き起こしてしまう恐れがあります。
そこで、コンピュータの内部の判断に二進数を使い、電流が流れている状態を1、電流が流れていない状態を0とすることによって、より確実にデータを保持することができるようになります。
コンピュータでの物理的な処理を考えると、二進数のほうが良いということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、二進数について解説してみました。
二進法については、プログラミングなどをする場合は、基本的な考え方として必要な知識となります。
また、最近では高校辺りの情報の授業で、習うことも多いと思います。
計算方法に関しても、馴染みのある十進数と考え方は同じなので、何回も使って慣れていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
お疲れさまでした。
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