はじめに
こんにちは。デジタルステーション習志野スタッフの荒井です。
今回の記事では、プログラミングを学び始めると出てくる「関数」について、pythonの例文を交えて説明していきます。
関数はプログラミングを学び始めてしばらくすると、どの言語でも出てくるものですが、初めて学ぶときは、具体的にどう便利なのか分かりづらいと思います。
そのため今回の記事では、なぜ関数が必要なのか、どう便利なのかも一緒に解説していけたらと思います。
関数って何?
プログラミングにおける関数とは、一連の処理のまとまりのことを言います。
予め関数を作っておくことで、そこにまとめた処理を「何度でも」使えるようになります。
また、関数を使ってコードを書くと、処理を一つの箇所にまとめることが出来るので、
- コードの大幅な短縮ができる
- 後から処理の改良や変更がしやすい
- コードの視認性がよくなる
などのメリットがあります。
関数の最も簡単な例として、足し算をする関数sumを作ってみましょう。
pythonで作る場合は、下記のようになります。
def sum(a, b):
return a + b
a = 15
b = 25
print(sum(a, b))
結果は、以下の画像の通りです。

関数、引数の使い方
では、先ほどのコードを例に、関数特有の要素について説明していきます。
まず、pythonの場合は、
def 関数名(引数1, 引数2, ...):
というように、関数を宣言します。
この関数を作るときにつけられるのが、引数(ひきすう)という変数です。
これは、関数を呼び出すときに、好きな数や文字を入力するためのものになります。
必要がなければ、引数がない関数を作ることもできます。(関数内の要素のみで成立する、他の方法で関数外の変数を参照する等)
引数を設定しておくことで、関数に数字を入れて計算してもらう、名前を入れて自己紹介文を作ってもらうなど、関数一つでできる処理の幅を広げてくれます。

返り値(戻り値)の使い方
関数には返り値を設定することができます。
関数を設定することで、呼び出した関数が設定した値を返すようになります。
上記のsum関数の例では、print関数にsum関数を渡すことで、printがsum関数の返り値40を出力しています。変数に"="で関数の返り値を代入することもできます。
必要がなければ、返り値のない関数を作ることもできます。その場合は、返り値がなくても関数が機能するように作ります。(外部の変数を直接変更する、関数内でprintなどで出力も行う等)
ちなみに、返り値と戻り値は、基本的に同じものを指しているので、どちらの言葉を使っても大丈夫です。皆さんはどちら派でしょうか。私は返り値派です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
関数が使えると、一気にコードが見やすくなりますが、引数や返り値の概念は少しややこしい部分もあります。
関数がうまく使いこなせるように、何回もコードを書いて習得していきましょう。
お疲れさまでした。
デジタルステーション習志野
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