Pythonのリスト 知っていると便利なスライス

はじめに

こんにちは。デジタルステーション習志野スタッフの荒井です。

今回の記事では、Pythonのリストについて、知っていると便利なテクニックとして、スライスについて書いていきたいと思います。

 

スライスとは

スライスとは、リストの要素の一部分を抜き出すために使います。

例えば、

A=[0,1,2,3,4]

という5つの要素を持ったリストがあったとして、真ん中の1,2,3のみを抜き出したい場合は、:(コロン)を用いて、

A[1:4]

と記述することで、抜き出すことができます。

注意点として、範囲を指定して抜き出す場合、始点となる要素番号は範囲に含まれますが、終点となる要素番号は範囲に含まれません。

また、リストの要素番号(インデックス番号)は、「0」から始まります。

慣れるまで間違いやすいポイントなので、注意しましょう。

 

始点、終点を省略する

個人的に今回一番伝えたい部分です。

A=[0,1,2,3,4,5,6,7]

のようなリストがあったとして、後ろの4,5,6,7を抜き出したい場合、

A[4:]

と書くことによって、要素番号4以上の要素をすべて抜き出すことができます。

また、

A[:4]

と書くと、要素番号が4未満の要素をすべて抜き出すこともできます。この場合は0,1,2,3を抜き出します。

 

これは、要素を半分ずつで分けたいときに役に立ちます。

A=[0,1,2,3,4,5,6,7]

のリストを半分に分けるならば、

B=A[len(A)//2:]

C=A[:len(A)//2]

のように記述することで、リストを半分に分けることができます。

 

これは、マージソートの再帰処理を作るときに使って、「こんな書き方があるんだ」と感心しました。pythonは、まだまだ奥が深いです。

 

ステップ数の指定

先ほどの、

A=[0,1,2,3,4,5,6,7]

のリストを、一つ飛ばしでスライスすることもできます。

A[0::2]

のように記述することによって、リストを一つ飛ばしで取得することができます。これを出力すると、

[0,2,4,6]

となります。

    まとめ

    今回はこれで以上となります。

    リストは、データを大量に入れるほど操作が大変になりますが、スライスなどを活用すると工夫次第で楽に範囲を指定することができます。

    ぜひ覚えて、活用してみましょう。お疲れさまでした。

     

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