こんにちは!デジタルステーション習志野のえびちゃんです!
今回はScratchを使って鍵盤にない音、微分音を出してみたいと思います!
・そもそも微分音って?
微分音とは
日常生活で12平均律(ドレミファソラ・スケール)の制限を超えた音階で、通常の音階間に存在する微妙な音の世界です。その用途は音楽、音声科学、またゲーム音楽などで使われています。
・まず鳴らしてみよう
Scratchで微分音を鳴らす方法はいたって簡単です。
まず拡張機能から音ブロックを出し、
通常整数で書かれているこの数字に小数点を足してあげましょう
すると通常の鍵盤にはない音、微分音が鳴らせます!

・それじゃつまらないって?
確かに間の音を鳴らせたからと言って、変な音が鳴るだけですね。では12平均律を拡張した31平均律を作ってみましょう。
31平均律は、1オクターブを31個の等間隔の音階に分割する音律(調律)です。これは、通常の12平均律とは異なり、より細かく音程を分けることで、微妙な音階や調和を表現できるのが特徴です。
・周波数を計算する
オクターブを31分割する
基準の音を440Hzとしたときに以下の式で音階の周波数を求められます。式のなかで1という数字が入っている部分に任意の整数を代入してくことで、各音階の周波数を求められます。

・midiノートナンバーに変換する
周波数の数値を求めただけではScratchで鳴らせないためこれをmidiナンバー(鍵盤を指定する数字)に変換します。式は以下の通りです。先ほど求めた周波数の値をリストに入れ、その数値を代入することで計算します。

・計算結果の数値を音ブロックに入れてみよう
できあがった計算結果を全部リストに入れたものがこんな感じです
(画像は基準の音を432Hzで計算したもの)

このリストを参照することでこのように31平均律のドの音がわかりました!

・まとめ
今回はScratchで微分音を鳴らす方法を書きました!計算式の値を変えればほかの平均律を作ることもできます!また今回作ったリストをもとにScratch上で鍵盤を作ることもできますよ!
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