HDDとSSDについてとその違い

はじめに

こんにちは。デジタルステーション習志野スタッフの荒井です。

今回の記事では、PCに関係する用語の解説として、「HDD」と「SSD」について比較しながら書いていきたいと思います。

この二つは容量が近い製品がよく売られているので、違いが分かりやすいように解説していきます。

 

1.HDD

HDDは、記憶装置の中でも家電量販店などで間違いなく取り扱われている、非常にメジャーなものになります。

 

特徴としては、

  1. 値段の割に大容量
  2. 少し駆動音がする
  3. 衝撃には弱い
  4. データの読み書きは低速

などの特徴があります。

 

どちらかといえば悪い部分が多いようにも見えますが、値段あたりの容量が非常に優れています。

実際、同じ1TB(1000GB)のHDDとSSDの値段を比較すると、SSDはHDDの約1.5倍の価格になります。(2025.8.2)

また、容量がさらに大きいものだと、HDDは大きく値段が変わらないのに対して、SSDは増えた分だけ値段が高くなっていきます。

 

一方で、データの読み込み・書き出し速度はSSDと比べると遅くなってしまいます。

そのため、頻繁に移動する必要のあるデータや、読み込み量が多いファイルを扱う際には、余分に時間がかかってしまいます。

 

これらの特徴から、大量のデータを保管する必要がある際の、予備のストレージとして活用するのがよいでしょう。

HDD

 

2.SSD

こちらも、HDDと並んで非常にメジャーなもので、容量の大きさもHDDと比較的似ています。

 

SSDの特徴としては、

  1. データの読み書きが高速
  2. 衝撃に比較的強い
  3. HDDと比べて大容量のものは割高

などの特徴があります。

 

衝撃に比較的強いというのは、SSDとHDDの構造の違いに由来します。

 

HDDは、中にディスクが入っていて、データを保存するときはディスクを回転させながらデータの読み書きを行います。

そのため、駆動音もありますし、ディスクやその周辺の物理的な部品が衝撃で破損しやすいです。

 

一方で、SSDはデータをフラッシュメモリに保存します。

フラッシュメモリは、物理的な駆動部品がないため、HDDよりは頑丈になり、多少の衝撃では壊れにくくなっています。

 

とはいえ、どちらも大切なデータを保存するための機械なので、あまり衝撃を与えるのは避けたいですが、いざというときに少し安心です。

SSD

3.おすすめはどちらか

基本的に、メインで使うSSDと、データ保存用のHDDをそれぞれ購入するのが一番良いと思います。

SSDは、使用用途にもよりますが日常的に使うのであれば516GB、ゲームや3Dソフト、動画編集ソフトなど容量を多く消費するソフトを扱う場合は1TB以上を確保できれば安心です。

それ以上の容量は、上記ソフトの使用頻度や所持金と相談しつつ調整すると良いと思います。

 

HDDは、基本的に1TB以上あると便利です。PCの使用頻度によっては、SSDのみで事足りるかもしれません。

また、HDDはUSBで外付け出来るものも多くあるため、容量が足りなくなったらそちらで買い足すのも良いと思います。(ノートPCの場合は外付け一択になります。)

 

余談:PS4のストレージ

PS4のストレージにはHDDが使用されているため、USBで接続する外付けのSSDを使用すると、ゲームの読み込み速度がかなり上がります。

私の環境では効果があったので、おすすめです。

 

ちなみに、現在最新機種のPS5では、ストレージにSSDを使用しているため、この方法は効果がありません。(2025.8.5)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

HDDとSSDは、容量の大きさが似ているので、ストレージの中では迷いやすい製品だと思います。

もし迷ってしまったら、この記事を参考に選択してみてはいかがでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

お疲れさまでした。

 

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