プログラミング教育
いよいよプログラミング教育が必修の教育要領に入ってきました。
背景には世界で起こっているIT社会化
AIやIoT、ドローン等のデジタル機器が今後どんどん進んでいく中で
それに伴うエンジニア、プログラマーなどの
管理・運営できる人材のIT人材が
政府の試算で何十万人と不足が懸念されているところです。
必要となったときにその分野で働ける能力を付けるために
論理的思考力(物事を順序立てて考えられる力)
を付けてもらう。
そしてその思考力をもって様々な問題解決につなげる。
その為に必要なのが今色々なところで話題とカリキュラムが出ている
「プログラミング教育」の立ち位置の一つです。
そして、この教育の中で培った思考力は
スポーツ、建築、経営等どの分野においても大きく役に立つ能力なのは
間違いありません。
STEAM教育
プログラミング教育という言葉はいろんな所で聞くと思いますが
このSTEAM教育はなじみがある方は少ないんじゃないでしょうか。
スティーム教育は、5つの要素が入っています。
サイエンス
(Science/科学)
科学技術と様々な動きを利用していきます
イメージしやすいのは学研の付録でしょうか
スライム作成やねるねるねるね
色や素材、材料や温度などの状態を掛け合わせて
別の変化を生み出すのが科学の特徴です。
テクノロジー
(Technology/技術)
ここがプログラミングです。
プログラミングにおけるアルゴリズム
つまり効率よく組む事等も
技術の中に入ります
エンジニアリング
(Engineering/工学)
多くは実際に動かす機体のことを指します
ロボットなのかドローンなのか。
VRや体全体で動かすもの、
ロボやwiiリモコン等のセンサーなどなど
実際に動かせるもの、動かし方を利用する事を言います
自分で組み上げたコントローラーや機体を
プログラムで動かすことができればしっかり
工学を使っているといえます。
アート(Art/芸術)
デザイン性と創造性です
ここにオリジナリティが多く発揮されます
「こんなものを形にしたい!」
これが今すでにあるいろんな機器の
原動力になっているのは言うまでもありません!
マセマティックス
(Mathematics/数学)
プログラムの中で様々な計算方法を使って
変数などの値を設定する事がけっこうあります。
例えば、
①相手の攻撃力-自分の防御力=ダメージ
②自分のHP=自分のHP-ダメージ
といった形です。
数学は理系ですが
方程式を正しい順番で解かないと間違った答えになります。
その意味でもプログラミングと数学は似ていますし、
「方程式と応用」はプログラミングにおける
「プログラムとアルゴリズム」にも似ています。
基礎を理解したのちの応用が使えるようになると
考え方の幅も広がります。
プログラミング教育の一つの「STEM教育」
にオリジナルのアート性とデザイン創造性を持って
問題解決につなげたものが
STEAM教育です