今回のテーマ
こんにちは!デジタルステーション習志野のスタッフ、江田です。
今日は、プログラミングの基本中の基本、それが「インデント」というテーマについて語ります。
今回特に注目したいのは、Pythonと他のプログラミング言語の間のインデントの違いです。
この記事を読むことでインデントの基本的な理解を深め、Pythonプログラミングの知識を増やしていきましょう!
インデントとは?
プログラミングにおける「インデント」とは、
コードの行の開始位置を視覚的に揃えるために用いるスペースやタブのことです。
この空白の利用によって、コードは整理され、読みやすくなります。
では、インデントがPythonと他の言語でどのように異なるのかを見ていきましょう。
Pythonのインデントの特徴
Pythonはその親しみやすい特性で知られ、初心者にとって非常にアプローチしやすい言語とされています。その要因の一つがインデントの取り扱い方です。
Pythonでは、インデントは単なる視覚的な美しさだけでなく、プログラムの構造を決定する基本的な要素として機能します。
Pythonでは、インデントはコードブロックを明示的に示す方法として働いています。たとえば、if文やforループ、関数定義などのコードブロックは、インデントを利用して範囲を明示します。こちらがPythonコードの例です
このプログラムでは、print("これはリンゴです" )とprint( "これはリンゴではありません") という文字列を出力する行の前にインデントが置かれています。
新しいコードブロックを開始する際には、前行の末尾にコロン(:)を付け、新しい行でインデントを増やします。そしてコードブロックが終わる時には、インデントを元のレベルに戻します。
このやり方によって、コンピュータは書かれたプログラムを正確に解析し、実行できます。
通常、Pythonではインデントとしてスペース4つが推奨されますが、Tabキーを押すことでこれに相当するインデントを入力できます。
他の言語でのインデント
他の多くのプログラム言語(例: Java, C++, C#)では、インデントはコードの読みやすさを向上させるツールとして利用されますが、Pythonのようにコードブロックを形成する力は持っていません。
これらの言語では、コードブロックは中括弧({})を使って定義されます。以下はJavaコードの一例です
このJavaコードでは、インデントはコードの読みやすさを向上させるためだけに利用され、コードブロックは中括弧({})で明示的に定義されます。これがPythonとの主な違いとなります。
まとめ
Pythonを学ぶ際、インデントは非常に大切な考え方として覚えておきましょう。インデントが不適切だと、Pythonはコードを正確に解析できず、エラーが発生します。他の言語では、インデントの規則がそこまで厳格ではないかもしれませんが、清潔で一貫したコードのためにインデントを利用することをお勧めします。
私たちの教室では、Python学習者がインデントの重要性を理解し、基本的なプログラミング技術を身に付けた上で、オリジナルのゲーム制作などを通じて学びを深めることができます!
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