今回のテーマ
こんにちは!4月より勤務させていただいております、
デジタルステーション習志野スタッフの恩田です。
今回はフローチャートの書き方や考え方についてお話ししていきます。
きっかけ
複雑なプログラムを書こうと挑戦してくれる生徒さんにたまにあるのが、
「頭がごちゃごちゃになる!」と言っている場面です。
メモや書き込みだけではまとめきれなかったり、
自分のやりたことが明確にメモしきれていなかったり……。
そんな生徒さんにフローチャートを教えたら、
とても興味を持ってくれた様子でした。
フローチャートって何?
フローチャートは設計図のようなもの
フローチャートとは、仕事やシステム、プログラムの流れを示す図のことです。
難しい手順を分かりやすくするために使われます。
フローチャートには、長方形、円形、ひし形などの図形を使い、矢印で手順の流れを示します。
手書きの簡単な図から、コンピュータで描かれた複雑な図まで、さまざまな種類があります。
フローチャートは、多くの分野で一般的に使われており、技術に詳しい人も、そうでない人も活用しています。
プログラミングを書く前の設計図のようなものと考えると良いでしょう。
フローチャートで使う記号
フローチャートで使う基本的な記号を以下にまとめました。
実際にやってみよう
それでは実際にフローチャートを作成してみましょう。
今回はお米の炊き方のフローチャートを作成していきます。
処理の流れを考える
まずお米の炊き方について順序立てて書いていきましょう。
このデジタルステーション習志野のホームページの
pythonプログラミングから抜粋してきました。
- 釜にお米を指定g入れる
- 釜に水を入れる
- 米を研ぐ
- 水を捨てる
- 水の濁り具合を見て濁っているなら2から4を繰り返す 濁ってないのなら6に進む
- 水を指定ml、窯に入れる
- 炊飯器に釜を入れる
- 炊飯器の電源を入れる
- 炊飯開始のボタンを押す
注目すべきは5番の工程です。
水が濁っていれば2~4番の工程を繰り返し(ループ)、
水の濁りが取れたら繰り返し(ループ)を抜ける、といった作業で、
「繰り返し」と「条件分岐」と呼ばれる処理が含まれています。
一定の工程を繰り返すことを繰り返し(ループ)と言い、
水の濁りがあるかないかといった条件を確認し、
そのあとの処理を分岐させることを条件分岐と言います。
この二つはプログラミングでは基礎的な考え方となります!
フローチャートを書いてみる
条件分岐と繰り返しに注意しながら、
順番通りに矢印で上から下に流れがわかるように処理を繋げます。
(ちなみに、順番通りに上から処理することを順次処理といいます)
炊飯器の電源の分岐を追加して……
完成したフローチャートがこちらです!↓
まとめ
今回はフローチャートについて、大まかな説明と書き方についてお伝えしました!
身の回りのことでフローチャートを書いてみると、
意外な作業が複雑だったり、工程が多かったりする発見もあります。
フローチャートはプログラミング以外でも使える場面が多いので、
是非習得してみてください!
デジタルステーション習志野
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