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頭の中で絵にする?言葉にする?子どもたちの考え方

道のりの写真

 

「家から学校までの道を思い出してみてください」

そう言われたとき、皆さんの頭の中には何が浮かぶでしょうか?

家や道路、信号などが映像や地図のように浮かぶ人もいれば、「家を出たら右に曲がる」と、言葉で順番に思い出す人もいるでしょう。

同じ道順を考えていても、頭の中での考え方は人によって異なります。子どもたちがプログラミングやモノづくりに取り組むときにも、このような違いが見られます。

絵や映像で考える「視覚的思考」

頭の中に映像や図、形、位置関係などを思い浮かべて考える方法を、視覚的思考と呼びます。

視覚的思考の傾向が強い子には、次のような姿が見られることがあります。

  • 作りたい作品の完成形が先に浮かぶ

  • 言葉よりも図を見ると理解しやすい

  • キャラクターの動きを頭の中で想像する

  • 色や形、配置を手がかりに覚える

  • 実際に手を動かしながら考える

視覚的思考にも、色や形、具体的な場面を鮮明に思い浮かべる考え方と、物の位置関係や動き、構造を図のように捉える考え方があります。

同じ「絵で考える子」でも、イメージの使い方は一人ひとり異なります。

言葉や順番で考える「言語的思考」

言葉や文章、頭の中の会話を使って考える方法を、言語的思考と呼ぶことがあります。

例えば、ゲームを作るときに、

 

「最初にキャラクターを表示する」

  ⇩

「次にキーが押されたか確認する」

  ⇩

「押されていたら上に動かす」

 

というように、手順を言葉で整理しながら進める子もいます。

言葉や順番が、考えを組み立てるための手がかりになっているのです。

言語思考と視覚思考の違い

子どもを二つのタイプに分けるわけではありません

大切なのは、子どもを「視覚型」と「言語型」のどちらか一方に分けないことです。

ゲームの完成画面は映像で思い浮かべながら、作り方は言葉で整理する子もいます。説明文を読んだ後に、図を描いて確認する子もいるでしょう。

一人の中にも、さまざまな考え方があります。取り組む内容や場面によって、使いやすい方法も変わります。

子どもの考え方を知ることは、タイプを決めるためではなく、その子が考え始めやすい方法を見つけるための手がかりになります。

プログラミングは絵と言葉を行き来する活動

プログラミング教育では、視覚的思考と言語的思考の両方を使います。

子どもがゲームを作るとき、最初に

 

「キャラクターがジャンプするゲームにしたい」

「敵が右から近づいてくるようにしたい」

 

と、完成した場面を頭の中に思い浮かべることがあります。

しかし、イメージだけではゲームは動きません。

プログラミングの工程を考える男の子

上の画像のように、思い描いた動きを一つずつ命令へ置き換える必要があります。

プログラミングは、頭の中にあるイメージを、言葉や記号、命令へ変えていく活動でもあるのです。

ブロックプログラミングで構造が見える

プロクラQUREO、Scratchなどでは、プログラムの仕組みを画面上で確認できます。

  • 配置で、処理の順番が見える

  • 色や形で、命令の種類を見分けられる

  • ブロックの組み合わせで、条件や繰り返しの構造が分かる

「もし○○なら」という条件や、「ずっと繰り返す」という仕組みも、画面上で形として確認できます。

ブロックプログラミングは、視覚的な分かりやすさを使いながら、言葉や命令の意味を学べる仕組みといえるでしょう。

「説明できない」からといって考えていないわけではない

子どもが質問にすぐ答えられないと、「分かっていないのかな」と感じることがあります。

しかし、頭の中にはイメージがあっても、それを言葉にするまでに時間がかかっている可能性があります。

そのようなときには、

 

「どんな画面にしたいか描いてみよう」

「実際にブロックを並べて見せてくれる?」

 

と声をかけることで、子どもの考えが見えてくることがあります。

反対に、作りたいものは決まっていても作業が進まないときには、

 

「最初に何をする?」

「その次には何が起きる?」

 

と、言葉で順番を整理すると、次にすることが見つかる場合があります。

子どもが考えやすい方法を探そう

視覚的思考と言語的思考の違いを知る目的は、子どもを分類することではありません。

大切なのは、

 

「この子は、どのような方法なら考え始めやすいのだろう」

 

と考えることです。

ただし、視覚的思考が得意だから図だけで教えるなど、本人の好みに授業方法を合わせれば、必ず学習効果が高まるとは限りません。

図や言葉、実際の操作などを、学ぶ内容に合わせて組み合わせることが大切です。

プログラミング教育で育つ考える力

デジタルステーション習志野では、子どもたちが頭の中に思い描いたものを、実際の作品として形にしていきます。

  • イメージを描くこと

  • 言葉や命令に置き換えること

  • 実際に動かして確かめること

  • うまく動かなければ、原因を考えて修正すること

こうした経験を繰り返すことで、子どもたちは自分に合った考え方を見つけながら、絵や言葉、操作を使い分けて問題に向き合う力を身につけていきます。

プログラミングやパソコンを使ったモノづくりは、作品を完成させるだけでなく、子どもたちの考える力を育てる学びでもあるのです。

 

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デジタルステーション習志野

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