自分にあったプログラミング教材を見つけよう!

代表的なプログラミング学習ツールのご紹介

こんにちは!デジタルステーション習志野の 鈴木です。
先日、人気上昇中のプログラミング言語Swiftの学習ツール『playgrounds』について記事を書きました。今回はプログラミング教育に使われている教材にはどのようなものがあるのか、幅広く特集していきたいと思います。

プログラミング教育にはソフトウェア・アプリから、ロボットハードウェア(マイコン)など様々なツールがあります。
開発された背景がそれぞれ異なるので、何が一番良いと一概には言えません。

出来ることやそれを使って学ぶことによって目指せるものも習得できるものも異なってくるので優劣がつけられないのです。

学習者が何を目的としているかに合わせて最適な教材を検討されることをおすすめします。

 

 

◆ ソフトウェア/アプリ編 一番人気はScratch(スクラッチ)!

 

ソフトウェア/アプリ向けの教材はプログラミング教材として最もシェアが高いです。

パソコンやタブレット、スマホで学べるプログラミング教材が数多くあり、未就学児から学べるものから本格的なプログラミング言語を学べるものまで、学習者の年齢やスキルにあわせて選ぶことが可能です。

 

その中でも未就学児から小学生を対象に最も多く普及しているが『ビジュアルプログラミング』と呼ばれる学習ツールです。

本来、プログラミングはテキストベースのプログラミング言語を入力して実行させるものですが、タイピングも初めてだったり覚えたての子供にはハードルが高く、覚えないといけないプログラミングの概念や技法も概念も難関ばかりなのでおすすめは出来ません。

というわけでテキストベースではなく、命令を打ち込むかわりに命令が書かれたブロックを組み合わせたり画像を使ったりしてプログラムを作成するビジュアルプログラミングが開発されました。

簡単な入力は多少ありますが、基本はマウス操作やタブレットやスマホで言えばタッチ操作ができればプログラムを作ることが可能なので未就学児からも手軽に始められます。

 

そしてビジュアルプログラミングの中でも一番人気がマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのグループによって開発されたScratch(スクラッチ)です。

8歳〜16歳向けに設計されていますが、教育現場では小学生から大学生まで、プログラミング学習にとどまらず、数学や文学、社会学など様々な教科の学習に利用されています​。

さらにScratchは入門書や情報が多く、Scratchを学べるプログラミング教室も多いのも人気の理由です。

Scratch操作画面

 

 

ソフトウェア/アプリ向けのプログラミング学習ツールはロボットプログラミングやハードウェア等の学習ツールと比べ、基本、無料で始められるものが多いのも魅力です。

パソコンやタブレットなどがあれば今すぐにでも始められる手軽さがいいですね!

 

Scratch以外にもVISCUIT(ビスケット)や、Minecraft(マインクラフト)、Swiftplaygrounds(スウィフトプレイグラウンド)、HourofCode(アワーオブコード)などが人気です。

興味のある方は是非、調べてみてくださいね!

 

当教室ではサイバーエージェントが開発した『QUREO(キュレオ)』と言うビジュアルプログラミング学習ツールを取り入れて子供たちにプログラミングを教えています。

ゲーム性・ストーリー性のある仕様なので子供たちも飽きることなく、楽しみながらレッスンが出来ます。

ご興味のある方は是非、無料体験にお越しください!

Qureo画面

 

 

◆ ロボット・プログラミング編 創造性や仕組みを考える力を身につけよう

 

民間のプログラミング教室でScratchと並ぶ人気があるのが、ロボット教材を使った『ロボット・プログラミング』です。

レゴブロックを組み合わせてロボットを作る「レゴマインドストーム」やアーテックブロックを使った「アーテックロボ」などがプログラミング教室で多く普及しています。また中学校や高校の情報の授業などにも採用されているロボットプログラミング教材もあります。

ソフトウェアはビジュアルプログラミングですが、画面上で学ぶだけではなく、ブロックやセンサー・モーターなど様々なパーツを組み合わせてモノを作る必要があるので創造性や仕組みを考える力といった複数のスキルも同時に身につくとして期待されている教材です。

 

目的の動作をプログラミングして作ったロボットに転送して動かす。この繰り返しですが、Scratchなどのソフトウェア学習ツールと違い、ロボットプログラミングの場合は、意図しない動作になった場合、プログラミングに原因があるのか、ロボットの組み立てや配線などに問題があるのかをつきとめて対処することになります。

原因を絞りこんで改善を繰り返し成功にたどり着くという成功プロセスがしっかりと身につきます。

ブロックが好きな子、モノづくりに興味がある子にロボット・プログラミングは是非おすすめしたい学習ツールです。

 

当教室ではアーテックブロックを使ったロボットプログラミングも子供たちに教えています。

入出力や順次実行、条件分岐などのプログラミングの基本知識から角度・正負の数・等号・座標などの数学的な要素、変数や関数といったプログラミングには欠かせない概念、論理演算や乱数、繰り返し処理などの応用知識まで毎回作るロボット作品とともにステップアップしていきます。

 

こちらも是非、興味のある方は無料体験にお越しください!

Studino操作画面

 

 

◆ ハードウェア編 マイコンを使ったプログラミング学習

 

ソフトウェア、ロボットプログラミングに比べてまだ認知度は低いですが、ハードウェアの構造を知る体験ができるという観点からこれからの需要が高まっていくのではないかと期待されている学習ツールです。

 

『マイクロコンピューター(マイコン)』と呼ばれる、機能を特化したミニコンピューターを使って学習を進めていきます。

英国で開発された『micro:bit(マイクロビット)』や『RaspberryPi(ラズベリーパイ)』、日本で開発された『IchigoJam(イチゴジャム)』などが主流です。

 

数千円以内で購入できる安価なものがほとんど且つ、小型なので学校や教室で大量に教材をそろえることも容易です。

イギリスでは国内の児童に100万台のmicro:bitを配布してプログラミング学習を促進しました。

パソコンとは違い、基盤がむき出しの状態なので、ハードウェアの構造を見る・知る・分かる貴重な体験ができる学習ツールです。

 

 

RaspberryPi基盤

↑ RaspberryPi(ラズベリーパイ)

 

ichigojam基盤

↑ IchigoJam(イチゴジャム)

 

 

 

 

 

ソフトウェア、ロボット、ハードウェアなど様々なプログラミング学習ツールをご紹介してきましたが、興味を引くものはありましたでしょうか?

他にもお菓子を使ったものや、幼児向けのスマートトイ、loTを体験できる電子工作や絵本などユニークな教材もありますので気になる方は是非調べてみてくださいね。

 

この記事が皆様のプログラミング学習を始めるきっかけになれば幸いです。